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社員が運営するオフィスコンビニのご紹介

投稿日:2016-04-21 更新日:

こんにちは。技術コンサルの高松と申します。
最近、矢野さんのトイレの空き状況の見える化システムが公開されましたね。
「自分もおもろい社内ネタを出したい!」と思ったので、アップします。
あ、IT要素ゼロなんで、気楽に見てください。

概要

紹介したいのは、私が運営している「オフィスコンビニシステム」です。
「オフィスでお菓子が100円で購入できる!」は某サービスは同じですが、それを社員自身が運営するというものです。

2014年4月から運営を始め、もう2年になります。(いつのまにか、高松商店とご愛顧頂くようになりました)
手前みそですが、社内の利便性向上に貢献してるんじゃないかなと思っています。

利用方法も某サービスと同じです。
お好きなお菓子1つとって、貯金箱に100円入れればOKです。

貯金箱
カエルの貯金箱は、某サービスを連想しますね。

以下のような品物が、社内のリフレッシュコーナーで購入できます。

品物一覧

お菓子だけでなく、飲み物やアイス、インスタント食品と幅広く扱っています。
これらが100円で、しかもオフィスで手に入るのは、便利じゃないですか!?

経緯

運営を始めたきっかけは、IMBoxへの投稿でした。

当時は、弊社のオフィスが移転した直後でした。移転前に比べると、コンビニは遠くなるわ、自販機は高くなるわで、「不便になったなぁ」という声が漏れ聞こえ、これは商機!と提案をしました。

メリットや運営ルールを書いた資料を作って提案をしたところ、
30分で開発本部長のOKが出て運営をスタートしました。
社内の迅速な意思決定に、IMBoxは便利ですね。

IMBoxサンプル

当時の提案書はこんな感じです

提案資料1
提案から運営開始まで7日。これがイントラマートのアジリティです。

仕組み

社員が運営するとなると、運営方法にも工夫が必要です。
提案したのは、「バイヤ・サプライヤ制度」でした。
バイヤは「オフィスでお菓子を100円で売る人」、
サプライヤは「バイヤにお菓子等を90円で売る人」です。

提案資料2

お菓子の供給ラインを冗長化することで、バイヤの負荷を下げ、お菓子の安定供給を実現します。
この制度は、提案時から2年経っても変わらず運営されています。

ちなみに私は、バイヤ、サプライヤ兼任で運営してます。

儲かるの?

ここ、重要ですよね。
以下が、運営をはじめて2年の売り上げ実績です。

商店売上

運営開始当初は、飲み物はほとんど扱わず、さぐりさぐりでのスタートでした。
徐々に商材を拡大し、現在は月平均売上で20万円強、トータル売上446万円まで成長しました。
いつのまにか、4.4万個も売ってるんですねぇ~

利益率は、バイヤ、サプライヤ合わせてでだいたい23%くらいです。
いくらになるかは…、計算してみてください(笑)

小遣い稼ぎには充分な利益ですが、
個人には、雑所得が20万円を越えると確定申告をしなくてはいけない決まりがあります。

ちょっと確定申告は面倒なので、利益が年間20万円を越えないように、リフレッシュコーナーの冷蔵庫を入れ替えたりして、利益還元で調整しています。

暇なの?

これもよく聞かれますね。
バイヤとしての日常業務はそう手間ではなく、以下の25分しかかかりません。

・始業前に品出し(5分)
・お昼休みに品出し(10分)
・帰り際に品出しと売り上げカウント(10分)

急な外出が続き、たまに欠品したりもしますが、執務の片手間でも十分運営可能な作業なんです。

また、1回1,000円で1日店長を引き受けて頂ける、有志の方々にサポート頂けるおかげで、私がトラブル対応で徹夜続きの日も、夏休みも、事業継続できています。

必要なもの

運営にあたって必要なものは、以下です。

  1. 職場の許可(重要!)
    これが、社風によっては一番の難関かもしれません。
    弊社は社長のLike!でOKな会社なので、気軽に提案できました。
  2. 運転資金
    ある程度お菓子を在庫するために、1万円くらいはあった方がいいでしょう。
  3. お菓子を入れる入れ物
    これもあった方がいいでしょう。
  4. 貯金箱
    100円を入れる貯金箱です。集計の時に取り出しやすいものがいいでしょう。
  5. 冷蔵庫(間借り可)
    飲み物を販売するのであれば、飲み物を冷やす冷蔵庫があった方がいいです。
    高松商店は、リフレッシュコーナーの冷蔵庫スペースを間借りして運営しています。
  6. ハンドラベラー
    あると便利!冷蔵庫に商品を置くときに、値札を貼っておくことで個人のものと区別できます。
    ちなみに、スーパーでよく見かける、これです。(まさか個人で買うとは…)
    ハンドラベラー
  7. 情熱
    事業継続のために、一番重要な要素かもしれません。
    お昼休みなどに、せっせと品出しする姿は、それなりに奇異なものがあります。(私はすっかり慣れてしまいましたが。)
    毎日続けるとなると、好きでないとやってられなくなるかもしれません。

最後に

運営にあたっては、理解のある利用者や、サプライヤ、1日店長、上司が必要不可欠です。

いきなりすべて整えて運営開始するのは難しいかと思います。
でも、「会社を便利にしたい!」という気持ちで、小さい運営から提案すれば、きっとどこでも実現できるんじゃないかと思います。

ちなみに、弊社のリフレッシュコーナーでは、高松商店の他、「専門店並みのコーヒーをドリップしてくれるサービス」や、「タイ料理を当日オンライン注文して配達してくれるサービス」などあり、それぞれ社員が自由に立案・運営しています

「おもしろそう」「役に立ちそう」と思ったら、すぐやってみる社員と、それを支持するリーダー層。
intra-martの大事な社風だなと、私は思います。

皆さんの会社でも、やってみたい!と思われたら、提案資料や運営方法を共有しますので、お声かけください。

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執筆者:


  1. […] ます。 (高松商店をご存知ない方は、こちらの記事をご覧ください!) […]

  2. […] まず初めに、皆さん、「高松商店」はご存知でしょうか? ご存知ない方は、こちらの高松商店の紹介記事をご覧頂くことをお勧めします! […]

  3. たなか より:

    ヤッホー。
    なんか、頑張ってるのかな。
    儲かれ!

  4. […] 社員が運営するオフィスコンビニのご紹介 1,200 views […]

  5. […] 最近、矢野さんのトイレの空き状況の見える化システムや高松さんの社員が運営するオフィスコンビニのご紹介、久我さんの社員が運営するコーヒーサービスが公開されましたね。 これで終わり?いやいやイントラマートは奥が深いんです。 「もうこうなると連載?」と思いましたので、社内ランチケータリングサービスのタイ料理店についてアップします。 […]

  6. 菊池 より:

    当初タイトルを読んだときに一般サービスの何とかオフィスを思い出しました。
    もしかしてご存じないのかな?と思ってしまったのですが、なるほど。

    私も社内でこれまた違うサービスですが、社内のコーヒー販売をしてます。
    TVCMのあれですね。

    その中で、20円~40円ほどで茶菓子を販売していますが、副業も禁止されているし、利益を出したらいけない!とギリギリもしくは利益が出たら還元(コーヒー無料にするとか)とちょっと煩雑なことをしてます。
    下手したらマイナスになることも。

    私は発案者なのでよいのですが、コーヒーなので衛生面の管理もあり、
    割と手間がかかるので、賛同して下さるほかの社員にヘルプしてもらってます。
    でもお礼もあまりできないし、申し訳ないなあと思って心苦しいところでした。

    そんな中でこの記事を読んでなるほどな。
    小遣い稼ぎします!で行くのもありだったなと認識しました。
    そしてそれを認めてくださる御社の器の広さを感じました。
    素敵ですね。

    私もきっと無理だろうなとかではなく、どうしたらいけそうかなを
    考えて上層部に働きかけてみるべきでした。

    とても参考になりました。
    ありがとうございます。

    • 高松 より:

      コメントを頂きありがとうございます。
      記事がご参考になったようでうれしいです。

      菊池さんの提供されている、コーヒーとお茶菓子のサービスも素敵ですね!
      賛同してくださる職場の方もいらして、とてもよい環境ができているのかなと思います。

      上層部への働きかけについて、ぜひチャレンジしてみてください。
      私の記事がお役に立って、サービス向上に繋がるようであれば、それほどうれしいことはないです。

      ちなみに、コーヒーと言えば、弊社にも、記事に記載のコーヒーサービスがあるんですよ。
      「自分も書こうかな~」と言っていたので、きっと近いうちに記事を書いてくれるはず!(無茶ぶり)
      そちらもおもしろい記事になると思いますので、楽しみにしていてください。

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